電通イージス・ネットワーク(DAN)の社員総勢1万2000人が6月3日、一斉に仕事を休んで地域ボランティア活動を行った。DANアジアパシフィックのCSRプロジェクト「One Day for Change」で、傘下の全ての社員に対して、1日仕事を休んで国や地域が実施する福祉活動への参加を奨励するもの。3年目を迎えた今年は「Champions for Children」をテーマに、病気や貧困に苦しむ子どもたちを対象にした活動を実施。オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムのDAN社員がそれぞれの国や地域単位で活動した。
DANアジアパシフィックのニック・ウォーターズCEOは「One Day for Changeは、それぞれの地域に貢献すると同時に、社員同士が地域を超えて連帯を深める機会にもなっている。一人一人の社員が、自分より恵まれない境遇にいる人々がいることにあらためて目を向け、この日に限らず、自分が生活する地域に貢献するきっかけとしてほしい」と語る。
香港ーー長期入院中の子どもたちに世界旅行を楽しんでもらおうと、小児専門病院The Duchess Kent Children's Hospitalの病院内の壁に世界の名所を描いた
インドーー恵まれない子どもたちにノートパソコンを寄付。ワークショップを実施し、ITスキルや、デジタルでの写真や画像加工の技術を教えた
インドーータタがん病院の小児病棟を訪問。がん治療中の200人の子どもたちのために楽しいイベントを開催
韓国ーー貧しい村で生活する子どもたちのために、環境の改善を目的に家屋の壁をペイント
マレーシアーーさまざまな福祉施設の子どもたちとBrid Parkへ遠足。楽しい一日を過ごした
マレーシアーーさまざまな施設の子どもたちを対象に楽しい時間を残せるカメラの使い方を指導。一日の思い出にインスタントカメラで記念撮影
フィリピンーー電力自給地域の学校に明かりのプレゼント。独立型の太陽光発電を提供するMy Shelter財団を支援、一人一人の生徒のためにデスクランプも作った
シンガポールーー知的障がい者のためのホームBishan Homeを訪問。入所者と塗り絵パーティーを開催した
シンガポールーーChen Su Lan Methodist子どもの家で、施設の掃除や壁や駐車場のペンキ塗りなどを行った
シンガポールーー恵まれない人々への炊き出しを行うNPO・Willing Heartsと5000人分の食事を用意
シンガポールーー保護を必要とする子どもたちのための組織「シンガポール子ども協会」の子どもたちと動物園を訪問
タイーー深刻な水不足が問題となっているタイ。Suanlumpinee小学校を訪問、子どもたちが楽しめる活動を通じて、節水に向けての意識や技術などを教えた
台湾ーー知的障がい児のための施設Happy Mount Colonyを訪問。遊びやお絵かきなどで楽しく交流