【プロダクトデザイン】電通エントランスで「段ボールでつくる道具」を展示
2017/11/24
電通は11月20日から、東京・汐留の電通本社1階エントランスで「段ボールでつくる道具」をテーマに、同社のアートディレクターやプランナー、コピーライターがデザインしたプロダクトを展示している。(12月1日まで)


展示作品は、広告コミュニケーション領域からプロダクトデザイン領域へクリエーティブスキルを拡張することを目的とした社内横断プロジェクト「Product Design School(プロダクトデザインスクール)」の成果物。
今回は「段ボールでつくる道具」をテーマにデザインされたプロダクトで、Product Design School第1期ワークショップ受講者29人の作品を紹介している。受講者は、デザイン、図面化、試作の一連のプロセスの中で、プロダクトデザインやものづくりに関連する知識を深めた。その一つとして、作品には、作者自身が原価計算を行い算出した想定販売価格が記してある。
なお、今回の成果物の中から11件の意匠権を出願、特許も出願予定など知財面でも大きな成果を上げた。
展示作品(一部)
燃えてなくなる「紙鍋」/5CRP 青木謙吾。さつまいも等の食材を入れ、鍋ごと燃やして調理するアウトドア用調理グッズ。
使用済みメガネレンズ入れ「D-GLASSES」/1CRP 高嶋結。使わなくなったメガネレンズを、災害時などに簡易メガネとして使えるようにデザイン。

簡易神棚「ofudana (オフダナ)」/2CRP 勝又祐子。神社やお寺で購入した「御札」を置くための簡易神棚。
ダンボールの薪「マキダンボール」/3CRP 嶋田真之介。キャンプなどで薪に火をつける際に用いられる着火材と新聞紙を一体化した着火キット。木の柄部分は、着火燃料での印刷を想定。
ロッキングツール「Rockin 2」/5CRP 岩下智。子ども用には木馬、大人用にはロッキング・チェアとして楽しめるツール。
トランペットミュート「Trumpet Paper Mute」/CDC 多々良樹。非常に単純な構造ながら、形状変化して様々なトランペットにフィットし、抜群の消音性能を発揮。