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「クールビズ」から「クールシェア」へ 日本橋周辺でモデル事業を展開

    2018/08/10

    「クールビズ」から「クールシェア」へ
    日本橋周辺でモデル事業を展開

    環境省は、「クールビズ」からさらに踏み込んで、エアコンの使い方を見直し、涼を分かち合う「クールシェア」を推進している。
    夏の暑い日は、家庭の電気使用量の半分以上をエアコンが占めていることから、複数のエアコン使用を避け、家族ができるだけ一部屋で過ごす工夫をしたり、公共施設を利用することで涼をシェアするなど、1人当たりのエアコン使用を見直すことを目的にしている。
    クールシェアは、近年注目されている熱中症対策や、インバウンド対策への効果も期待され、2012年からこれまで、19自治体がクールシェアマップを作成するなどの取り組みを進めている。

    同省は、これまで商業施設や公共施設を中心に実施してきたクールシェアについて、東京・中央区の日本橋エリアで、オフィスと飲食店などが併設される複合施設や、郵便局、メガバンクなどが参加する地域一体のモデル事業「クールシェア in 日本橋」を7月26日から8月9日まで実施した。同事業では、参加施設が39施設とこれまでの約5倍に増加。クールシェアを知らせるポスターやステッカーを配布し「気軽にひと涼み」できる空間・街を訴求した。

    初日に日本橋三越本店で行われたキックオフイベントで、環境省地球環境局の森下哲局長は「熱中症対策や、CO2の削減にも効果のある事業だ。さまざまな場所で“皆で楽しく涼を分かち合いましょう”という趣旨で、地域一体での取り組みを推進したい。家族や友人と食事やショッピングを楽しみながら参加してほしい」とあいさつした。

    クールシェア事務局の堀内正弘代表(多摩美術大教授)は、プロジェクトの意義を語り、スマホ版クールシェアマップの利便性を紹介。「次のステップとして、2020年に向けて東京を“涼都”としたい」とさまざまなアイデアを披露した。
    熱中症予防声がけプロジェクト実行委員会の三宅康史委員長(帝京大医学部教授)は、熱中症対策の基本は「FIRE」(Fluid:適切な水分補給、Icing:身体を冷やす、Rest : 安静、Emergency:救急搬送の頭文字)と話し「クールシェアは、重症化を防ぐ有意義なプロジェクト」と期待を寄せた。
    イベントには、オリンピアンの千葉真子さん(陸上)と寺川綾さん(水泳)が駆け付け、クールシェアについてトークを展開した。
    2人は「マップは、地理に不案内な海外からの訪日客も助かると思う」「クールシェアの表示があると、涼むだけでも入りやすい」と事業に賛意を示した。またアスリート視点で「プールに入っていても熱中症になるので、水分補給を忘れずに」「ランニングの前後に手足の裏を冷やすと効果がある。屋外でのスポーツ観戦にも応用してほしい」などアドバイス。
    「2020年大会では十分な暑さ対策をして、熱く盛り上がりましょう」と呼び掛けた。

    同モデル事業には、三越、髙島屋、COREDO日本橋、同室町、YUITO日本橋室町野村ビル、東京建物日本橋ビル、日本橋三井タワー、三井住友銀行日本橋支店、同エリアの19郵便局、アンテナショップ9店舗が参加した。
    クールシェアサイト:
    https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolshare/