『勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』刊行
2018/11/13
『勇者に学ぶ 難題に立ち向かう「戦略思考」-才能よりも努力よりも問題解決に必要なこと』(発行:日本経済新聞出版社、著:工藤拓真 /電通)が、10月29日に発行された。
「仕事や人生で直面するさまざまな問題を、まるでゲームのように楽しみながらクリアできたなら……」。そんな思いから生まれたのが戦略思考「ゲームマップ」だ。
「ゲームマップ」とは、ゲームに隠された問題を前向きに解決していくメカニズムを明らかにし、現実の問題に応用したもの。電通のクリエーティブ・ストラテジスト(戦略家)として日々、企業の問題解決に挑む著者だからこそ見えてきた「戦略づくりの型」を、誰もが使えるツールとして紹介している。
この「ゲームマップ」を使いこなすのに必要なのは、ゲームプレイヤーとして「勇者」になりきることだけ。このマップに沿って冒険を進めれば、さまざまな解決プロセスを経験しながら、迷うことなくゴールへとたどり着くことができる。
「ゲームマップ」を支える根底の理論は、古今東西でプロフェッショナルたちが活用してきた「戦略論」をアップデートしたもの。そのため、営業やマーケティング、人事など、業務で戦略の策定に関わるビジネスパーソンにとっても「戦略の基本のキ」を見直し、レベルアップさせる機会になる。
概念的な説明だけでなく、ゲーム感覚の事例を通じて、問題解決までのステップが具体的かつ丁寧に説明されているため、紙とペンさえあれば読んだその日から実践できることが本書の特長だ。解決したい課題を持つすべての人に読んでもらいたい一冊である。