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2028年のあなたは幸福ですか?

10年後の未来を考える!未来予測支援ラボNo.4

2018/12/13

2028年のあなたは幸福ですか?

電通の社内横断チーム未来予測支援ラボ、「生活者が考える2028年の未来調査」第4回のテーマは、「10年後のあなた」です。

未来に関する言説には、“ポジティブで明るいもの”もあれば、“ネガティブで暗いもの”もあります。しかし、未来に関する言説がどうあろうと、本来は、わたしたち自身が“未来を明るく感じられること”が大切です。

過去、紹介した内容は、未来の技術や活躍社会など、未来の外部環境に関する質問でした。今回は「あなた自身の10年後」について聞きました。

10年後のあなたは幸せですか?

表1

まず、聞いたのは“幸福度”です。現在のあなたの幸福度と10年後の幸福度について聞いてみました(図表1)。現在は幸福と答えた人の割合(「幸福」+「やや幸福」合計)43.2%に対し、幸福でないと答えた割合(「幸福ではない」+「あまり幸福ではない」合計)は24.0%。幸福と答えた人が倍近くになっています。

では10年後の幸福度はどうでしょうか。現在の43.2%に対し、10年後は38.3%と4.9ポイントダウン。世代全体では、10年後の幸福度は多少下がると考えられています。一方、幸福でないと答えた人の割合はさほど変わりません。

図表2-1
図表2-2

では、男女年代別に見るとどうでしょうか。(図表2-1、2)ここには、大きな差異が見られます。

男性の場合は、年齢が上がるほど幸福度が高くなる傾向がうかがえます。現在と10年後の比較では、20代、30代は上昇すると答えるのに対して、40代以上は軒並み幸福度は下がると答えています。

同様の傾向が「幸福ではない度」でも表れており、男性は10年後に希望を抱く20代、30代と、あまり明るい兆しを感じられない40代以上という違いが見えてきます。

女性はどうでしょうか。女性の方がより悲観的です。幸福度が上がると答えたのは20代のみで、30代以上は皆下がると答えています。とりわけ60代の下がり方は激しく、現在60.0%に対し、10年後42.0%と18.0ポイントも下がっています。

未来に希望や幸福があまり期待できない日本。この結果には現在の世相が色濃く反映されているのではないでしょうか。

技術の進歩であなたは幸せになれますか?

次は、テクノロジーの進歩と幸福に関する質問です。人口知能やロボットの進歩、もしくはインターネットやSNSなどの情報技術の発達で幸福になれるかどうか聞いてみました。

図表3

結果は図表3の通りです。「人工知能やロボットなどの進歩で、幸福になれる」と考える人23.8%に対し、「そう思わない」と考える人は30.5%。同じく、「インターネットやSNSなどの情報技術の進歩で、幸福になれる」と考える人18.0%に対して「そう思わない」人は35.2%。いずれも否定派が肯定派を上回っていました。

これを男女年代別に見ると、全般的には男性がやや肯定派に寄っており、年代層が若いほど肯定度が高いという結果が表れました。

テクノロジーの進歩に対し、賛否両論あるのは当然ですが、日本は諸外国と比べて、新しいことに臆病で、保守的になっているではないでしょうか。長引く経済低迷や高齢化の影響もあり、新しい技術にネガティブになるのも致し方ありませんが、この状況を突破していくためにも、新しい技術をポジティブに受け止めていくような世論環境づくりが重要かもしれません。

あなたの10年後をひとことで言うと?

最後に紹介するのは、「あなたの10年後をひとことで言うと、どんな言葉が思い浮かびますか?」という質問です。

全部の回答をポジティブか、ネガティブかに分類したものが、図表4です。全体的にはネガワードがポジワードを上回りました。

図表4
図表5-上図表5-下

ネガティブワードは、憂鬱、混沌、高齢化、衰退、貧困、孤独、病気など多様なキーワードが広がっています。ネガティブの対象も自分自身もあれば、日本社会に向けられたものもあり、これも多種多様です。

次に、ポジティブワードのいくつかをご紹介しましょう(図表6)。ひとつは、「人工知能で便利になる世の中」(女・40代)、「全てがネットで完結する社会」(男・20代)など、テクノロジー関係の進化で便利な世の中になるというものです。

もうひとつは、「少し希望が見える」(男・30代)など、少しだけ幸せになっている意見は30代前後に多く、「安心な世界」(男・60代)といったハッピーリタイア感は50代以上に多く見られました。

図表6-上図表6-下

ポジティブワードは、おおむねテクノロジー関係と少しの幸福、頑張りといったキーワードに集約されています。

長い経済低迷が続いた日本は疲れ気味で、少し未来に希望が持てない社会になってしまっているのかもしれません。しかし、ポジティブワードを見ると、かすかに明るい兆しも感じられます。一人一人が、少しでも未来に希望を感じられるための社会づくりが、これからの国にも企業にも求められるでしょう。

以上で4回続いた「生活者が考える2028年の未来調査」の紹介は終わりです。さらに詳しい内容をお知りになりたい方は、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
ありがとうございました。

 

お問い合わせ先 future@dentsu.co.jp

 

【調査概要】
調査名:「生活者が考える2028年の未来調査」
実施実施:20186
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国に住む2069歳の男女(1000サンプル)
調査会社:電通マクロミルインサイト