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アジア女子のイマNo.3

アジア女子を独自の視点で勝手に分析!
タイ女子はギャル度79% 独自進化おしゃれ女子

2013/08/16

グローバル×独自文化のミックス国 タイ

2013年、世界最多の観光客が訪れる都市はタイ・バンコクとの予測。渡航者数は年間1598万人にのぼる。ちなみに東京は16位で580万人。(出典:MasterCard調査 世界渡航先ランキング2013)
さらにバンコクは、グローバル企業が立ち並ぶ有数の国際都市となっています。
しかし同時に、タイは東南アジアで唯一植民地支配の歴史を持たない国でもあり、独自の文化が根付いています。グローバル感覚と独自文化のミックス。今回はそんなタイの女の子を取り上げ、ギャル度を勝手に分析したいと思います。

ラクチンなのにかわいくて個性強め ハイレベルなタイファッション

出典:アジア女子まるわかり調査
出典:アジア女子まるわかり調査

タイのファッションシーンといえば、バンコクのサイアムスクエアが中心。エリア内には多くの予備校があるため、高校生や大学生を中心としながら、幅広い年代の人がこぞってショッピングに訪れるトレンドの発信地。

2005年のアパレル関税引き下げ以降、海外ブランドの進出、高級デパートの登場でタイ女子のファッション意識は年々高まっているそうです。しかし、彼女たちは高級デパートばかりでショッピングしているわけではなく、テントを張った市場、セレクトショップなどとうまく組み合わせているとのこと。

インタビューでよく耳にしたのが「他の人と違うファッションがしたい」という言葉。
また、「自分を表現することのできるファッションを身につけたい」志向の人が多く存在することも店舗“ミックス”の原動力になっているのかもしれません。

出典:アジア女子まるわかり調査
出典:アジア女子まるわかり調査

ところで、タイ女子の独自ファッションとはどんなものなのか。「日本のファッションはまねしたいが、タイは暑くてまねしにくい。でも日本の雑誌(ギャル雑誌)ではニットやブーツのファッションを見るのが楽しみ」

タイ女子にとって、日本のギャルファッションはリアルクローズというよりもなかなか目にしないアイテムを見て他の女子との違いを出すための“お勉強道具”として機能しているのかも。

また彼女たちは「簡単かつ快適な衣服」をより好む傾向が強く、日本のような重ね着ファッションや“盛り”で特徴づけるのではなく、一枚でいかに楽に、涼しく、おしゃれにできるかがポイント。

確かに、彼女たちのファッションはどことなく1点ガーリー主義に見えます。

一点ガーリーなタイのギャル特集
一点ガーリーなタイのギャル特集。
防止のディティールがカワイイ
トップスが一見クールに見えてガーリーなクマ(?) 画像提供:ギャルトラベラー 後藤佳世さん
トップスが一見クールに見えてガーリーなクマ(?)
画像提供:ギャルトラベラー 後藤佳世さん

外見志向は強い なんと歯科矯正までオシャレのアイテムに

※出典:アジア女子まるわかり調査
※出典:アジア女子まるわかり調査

ファッションとともに、タイ女子は美容にも手を抜きません。例えば、美容整形をいとわないという意見が4割と調査対象国の中で最多。

さらに、驚くべきことに“あんなところまで”デコに抜かりナシ!
「タイでは歯科矯正がブームになったこともあります。おしゃれなコは矯正器具にカラフルなゴムをつけてファッションアイテムにしてますよ」
聞けば、タイでは校則の厳しい学校が多いそうです。女子たちにとって「歯」は唯一オシャレを表現できる隙間なのでしょう。

男性陣からみても「矯正してるコは可愛いと思う。可愛くなろうと一生懸命な感じ」と好評。 整形級のメイクを日夜研究している日本ギャルたちも、さすがにまだ歯をデコの対象にはしていません。

タイのギャル度は79% おしゃれ熱は日本ギャルも脱帽

前回に続き今回もLOVE(心)DECO(技)GUTS(体)の3タイプの切り口からタイ女子のギャル度を勝手に分析。

タイ女子のギャル度=79%(日本のギャル度を100%とした場合)

彼女達は特にDECO(技)のポイントが非常に高いため、この結果に。
タイではファッショントレンドのメインストリームは欧米スタイルで、他の東南アジアの国と違って、韓国、日本から伝播してくるのではなく 直接欧米から情報を収集しているようです。

そのため、日本のギャルを“まねしている”という意味でのギャル度ではないが、いかに自分を表現できるか、オシャレを楽しめるかについては「歯」に見られるように、「そこまでやるか」というほどKAWAIIを追究する彼女たちは日本のギャルに通じるところが大きいといえそう。

前述の世界渡航先ランキング2013によれば、東京からは年間で97.3万人の観光客がバンコクを訪れるそうで、これはシンガポールに次ぐ2位。今は欧米スタイルのスパイスとして捉えられている日本のトレンドも、今後はヒトの交流によってプレゼンスを増していくのかもしれません。