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ブームに火をつけた「社歌コン」に込めた思い

2019/11/08

ブームに火をつけた「社歌コン」に込めた思い

社歌コンテスト(社歌コン)とは、企業から社歌動画を募集し、ウェブ投票で日本一を決めるコンテストです。

私は、父が零細企業の経営者だったこともあり、新聞局で、中小企業のブランディングに貢献できる仕事に携わってきました。このコンテストもそのひとつですが、メリットは二つです。一つは、社歌動画を制作する過程で、参加企業内で部署を超えたコミュニケーションと連携が生まれ、生産性向上につながること。もうひとつは、規模の小さな会社は、広告宣伝に予算を割きづらいため、社歌動画がそのままPRツールとして使えるのではないかということです。

きっかけは母校、智辯和歌山野球部の応援

私は智辯和歌山高校の野球部出身ですが、同校の応援曲は全てオリジナルです。
そして、この曲があることで、選手、関係者、ファンがひとつになれます。恩師の髙嶋仁前監督は、そんな強力な応援をバックに、甲子園歴代最多勝利記録をつくったのです。この経験から「音楽のチカラは企業にも生かせるのでは?」と考えました。

社歌コンを立ち上げ

2016年に「中小企業社歌コンテスト」を立ち上げた時は不安だらけでしたが、電通パブリックリレーションズの井上大輔さん、元電通デジタルの柳田絵莉子さんと3人で協力し、各地の経営者に意義を呼び掛けて回りました。当初は「社歌?」と笑われることも多かったのですが、思わぬ反響が訪れることになります。

メディア報道と大反響

コンテスト開始後しばらくすると、さまざまな現象が次々と起きます。まず、テレビ、新聞、ウェブなど200近いメディアが報道してくれました。その後、参加企業から「お客さんからの問い合わせが増えた」「売り上げが上がった」「新店舗オープンにつながった」「昨年と比べて3倍以上の人材採用につながった」「地方からインターンシップを希望する学生が来てくれた」「会社見学の依頼が増えた」などうれしい反響が返ってきました。参加企業の方々が笑顔になる場に立ち会い、「社歌には、大きなチカラがある」と確信しました。

2019年、日本経済新聞で主催事業化

これまで2回開催したコンテストを、さらに成長させるために新聞社と組んだ展開を計画。日本経済の背中を押す存在=日経新聞だ!と、自主提案を行いました。意義と可能性についてプレゼンしたところ、即決で快諾を頂きました。圧倒的ブランド力のある同社に、これほどのスピード感があり、企業を応援する使命感をお持ちなことに感銘を受けました。こうして、主催=日経新聞が決まりました。

優勝社歌は、全国でカラオケ配信!

この企画を共に盛り上げてくれる協賛社を探していたところ、カラオケ事業のJOYSOUND(エクシング)が真っ先に手を挙げてくれました。水谷靖社長に審査員に就任いただき、全国の直営店に募集ポスターを掲出してもらえましたが、加えて優勝企業の社歌を、全国の店舗でカラオケ配信していただけるというのです!
同社も音楽を通して、企業を応援したいという熱い思いをお持ちでした。

大企業から中小企業、自治体、商店街まで174社から応募

「NIKKEI全国社歌コンテスト」には、過去2回の約6倍となる174曲の応募がありました。日経新聞で告知広告を掲載した後は、連日問い合わせが続き、企業規模を問わず、社歌を会社飛躍のきっかけに!と考える企業が多いことを改めて実感しました。

組織を超えて、コンテストを盛り上げる

元々3人で始めた企画でしたが、今やチームは大きくなりました。日経新聞、JOYSOUNDをはじめとする協賛各社、審査員の弓狩匡純さん(作家・ジャーナリスト)、緑川賢司さん(全日本製造業コマ大戦協会名誉顧問)、応援団長で歌手の川嶋あいさん、サイト制作を担当いただいたmonopoさん、社歌の魅力を教えてくださり、告知にもご協力いただいた「情熱の学校」のエサキヨシノリさん、表彰式運営を担っていただいた地域力活性化研究室の前川博之さんら、社歌のチカラを信じるメンバーが集い、企画を盛り上げる機運ができています。

社歌を取り入れる企業が増えている理由とは?

社歌には多くの効果がありますが、私はその中でも、「心のよりどころ」という側面が強いのではないかと思います。会社によって規模も違えば、置かれている立場も違います。それでも、どの企業にも「強い思い」があり、それは何なのか?という原点に立ち返ることができる。そんなよりどころになれる点が魅力なんだと思います。また、「社歌=企業の根幹が詰まったメッセージ」であり、社歌に触れることは、企業の本質に触れることであり、最も魅力的な部分を感じられることなのです。

これから、そして終わりに

11月8~29日は、いよいよ社歌日本一を決める投票期間です。公式サイトから誰でも1日1回(1ブラウザ、1回)投票可能です。そして、12月4日に結果発表、13日に表彰式が行われます。どんな社歌が日本一になるのか?を楽しみにしつつ、全ての企業の「社歌」という「思い」の先に、すてきな奇跡が訪れることを信じています。ぜひコンテストサイトで「お気に入りの一曲」を見つけて投票してください!

NIKKEI全国社歌コンテスト公式サイト:
https://shaka.nikkei.co.jp/