スタートアップ向けコンテスト参加募集中 「engawa KYOTO」で共同イベントも
2019/11/29
モノづくり起業 推進協議会は、ハードウエアを開発するスタートアップ(起業)向けピッチコンテスト「Monozukuri Hardware Cup 2020」(主催=同協議会 共催=Kyoto Makers Garage)への参加を呼び掛けている(12月31日応募締め切り)。
同協議会は、日本の誇る「モノづくり」のノウハウを生かして、新しいビジネスを生み出すスタートアップを推進する機運が高まる中、これを具体的な活動につなげようと、2016年9月に設立された。
一方の「Monozukuri Hardware Cup 2020」は、2015年から米・ピッツバーグで開催されているハードウエア・スタートアップ専門のビジネスプランコンテスト「Hardware Cup 2020 Finals」への出場権をかけた日本予選。過去3回は大阪市で開催したが、今回は初めて京都市で開催する。
今年5月に開催された「同2019 Finals」には、全米から 6チームと世界から6チームが参加し、優勝チームには副賞として5万ドルの投資を得る権利が与えられた。アメリカ進出を考えているスタートアップにとって、メディアや投資家から注目を集める同コンテストは大きな意義を持つ。
日本予選は2020年2月13日、書類審査を通過した応募者が、京都リサーチパークの特設会場でプレゼンテーションとブース展示を行う。優勝者には「同2020 Finals」(米・ピッツバーグ)でのピッチ登壇権が与えられ、2、3位には開催期間中のブース展示と、投資家との面談が約束される。また副賞として、アメリカ本戦に参加するための渡航費の一部が、それぞれに授与される。
「engawa KYOTO」で共同開催イベント
コンテスト2日目の14日には、電通が京都・四条烏丸エリアに開設した、個人、企業、社会のイノベーションを支援する事業共創拠点「engawa KYOTO」で、スタートアップがスポンサー企業や、ベンチャーキャピタルなどの投資家、モノづくりの専門家らに相談やメンタリングを受けられる「Speed Dating(短時間の相談会)」が行われる。
終了後には懇親会を設け、コンテスト登壇者と各界の専門家が交流できる機会を提供する。
また併催イベントして、クライアントが抱える課題の解決に取り組む「ULTRAワークショップ」(主催=クロステック・マネジメント 共催=Darma Tech Labs、京都試作ネット)を開催する。ハードウエアやソフトウエア、サービスなど、さまざまな領域のプロフェッショナルと共に事業共創する1泊2日のプログラムだ。