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ノー、腹ペコ!ノーペコ ラボNo.1

おなかも、ココロも、ノーペコ ラボ!

2022/01/11

「子どもと食」の問題を、みんなの自分ごととなるように、楽しい形で解決したい──。
他者を想う社会貢献をしよう!と、いくら正しいことを言っても、日本ではつまらなかったら始めてもらいにくいし、続かないかもしれない。それなら、「正しいことだからではなく、楽しいことだから、だれもがついやりたくなる社会貢献」を目指そう。そんな思いから、2019年の頭に、電通ノーペコ ラボは生まれました。

ノーペコとは、「ノー、腹ペコ!」の意味。本ラボでは、SDGsの理念にのっとり、孤食、子どもの居場所、働く女性の支援などの課題を、さまざまな企業・世の中のすべての人・世界中の食のボランティア団体との掛け算で、楽しく、大きく、持続可能な形で解決していくことを目標としています。

日本記念日協会公認!毎年9月9日は「グーグーの日」だヨ!

ラボが設立された2019年、私たちは毎年9月9日を「子どもと食」について考え、行動する「グーグー(おなかグーグーの意味)の日」と定義。この日は日本記念日協会にも正式に認定され、9月のひと月は「グーグー月間」に。以降、毎年たくさんの企業や個人にご協力をいただきながら、食を通じて、子どもたちを楽しく、笑顔にする活動に取り組んでいます。今年のグーグー月間に向けても、ノーペコ ラボは一緒に考え、活動をしてくれる仲間を募集中です。ご興味のある方はぜひご連絡ください!

「ノコサンクッキング」で、世界を救え! 

人参の頭、使いきれないキャベツ、小さなジャガイモ…あなたの冷蔵庫にも「かわいそうな野菜の残り物」がありませんか?そんな冷蔵庫の残り物たちを“ノコサン”ように料理をするレシピ歌動画「ノコサンクッキング」を、ラボサイトやYouTubeで、シリーズ展開しています。読売新聞にも掲載しました。食品ロスを減らすことはもちろん、野菜嫌いな子どもにも食べやすく、食費の節約にもつながる簡単レシピで、たくさんの食卓を笑顔にしていきます。

あまり知られていませんが、実は飢餓と食品ロスって、精神論じゃなくって、リアルにつながっているんです。(大量生産→大量廃棄→燃料消費→CO2の排出→温暖化→異常気象→貧しい国の作物不作→飢餓のまん延)。そのことをみんなに知ってほしくて、「ノコサンクッキング」のほかにも、キャッチーな歌動画「ノコサン(残さん)とノーペコ」も作りました。

 

 

 

 

読売新聞記事
2021年9月14日の読売新聞夕刊

また歌動画に加えて、食品ロス対策の啓発アイテムとして、ご家庭の冷蔵庫などに貼ることができる「今日もノコサン」マグネットも制作。いつでも前述のレシピ歌動画を見ることができるように、マグネットには動画サイトとリンクしたQRコードをプリントしました。毎日のレシピでかわいそうな野菜の残り物たちを救う、「ノコサンクッキング」。あなたもやってみませんか?

マグネット
ラボメンバー古谷萌氏デザインのマグネット

ノーペコ ラボは、2022年で設立4年目。これまでたくさんの企業や個人にご協力いただきながら、さまざまな活動に取り組んでまいりました。ここからは、2020年と2019年の活動を簡単に紹介します。

コロナ禍だからこそ、すべきこと、笑顔にできることを

コロナ禍の2年目は、「エンジョイ・ディナー」事業(コロナ禍で本当に大変なご家庭に無償で夕食のお弁当を配布している港区の事業)の存在を知り、この事業と連携するパントリーイベントをラボとして提案しました。

日本製粉(現・ニップン)のパスタをはじめ、10社以上からご提供いただいた食料を9月9日・グーグーの日にお弁当とともにお渡しする「コロナに負けるな!エンジョイ・パントリー」を、港区子ども食堂ネットワークと共催。他にも、同ネットワークの会員をはじめ、さまざまな企業や個人からのご寄付や、制作会社ピクト、トレードマーク、ラボメンバー他、たくさんの方々のお力をお借りして、本イベントでは最終的に、811人の方々を笑顔にすることができました。

コロナに負けるな!エンジョイ・パントリー
また、グーグー月間中には、多くの子どもたちを笑顔にするための食のイベント「ノーペコくん弁当販売」も開催。コロナの影響でテークアウトの需要が高まった港区の白金商店会と共催しました。

商店会の会長や副会長を訪ね、各飲食店と打ち合わせを重ねた結果、焼肉ジャンボ白金、タランテッラ・ダ・ルイージ、ベッカライ ブラウベルグ、ミモザといった人気店とコラボができることに。飲食店と共同で、子どもたちに人気のメニューが詰まった特別な「ノーペコくん弁当」を開発。期間限定で販売し、売り上げの一部は各店舗から全国こども食堂支援センター・むすびえにご寄付いただきました。

ノーペコくん弁当

巨大オムライスケーキでお祝い!ラボが誕生した1年目

ラボが設立された2019年は、みなと子ども食堂を共同発起人に迎え、毎年9月9日を子どもと食の問題についてみんなで考えるグーグーの日と制定。日本記念日協会にも正式に認定されました。9日の当日には、その制定記念イベントをみなと子ども食堂の2号店「大門だもん」(ラボオブザーバー福里真一氏ネーミング)で開催。

大門だもんのオープンとグーグーの記念日をダブルで祝う「具ー具ーだくさんオムライスケーキ」を、フードスタイリストの飯島奈美さんが作ってくださいました。食材はすべて、イベントに共感してくださったスーパーのいなげやさんのご提供。直径50センチ、高さ11センチ。チキンライスの赤、お野菜たっぷりのグリーン、カレー味のブラウンの3層が、美しく、大迫力!予約した子どもたち、保護者の方たちみんなで、おいしく楽しくいただきました。

「具―具―だくさんオムライスケーキ」イベントの様子
「具―具―だくさんオムライスケーキ」イベントの様子

本当にたくさんの方々に支えられてノーペコ ラボの今があります。次回の記事は、そんなノーペコ ラボがこれからやっていきたいことについてのお話です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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