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第16回 日本マーケティング大賞 表彰式が開催。グランプリは「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」が選出

2024/06/13

    日本マーケティング協会(JMA)は6月7日、「第16回日本マーケティング大賞」(選考委員長・戸辺久之 朝日新聞社 執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長)の授賞式を開催した。

    日本マーケティング大賞は、総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを、選考委員会で選定。16回目となる今年は、110件のプロジェクトがエントリー。その中から、グランプリ1件、奨励賞5件、地域賞3件が選出された。

    開会に先立ち、実行委員長の藤重貞慶氏は「今年は企業や自治体が顧客と共創する新しいビジネスモデル、持続可能な社会システムづくりなど、社会課題を解決するマーケティングが生まれていると感じている」と語った。

    グランプリには、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」が選出された。「世界に誇れるスポーツを起点とした新しい街づくり」をパーパスに設定し、さまざまな活動を実施。その結果、150社以上のパートナーがプロジェクトに参画し、2023年3月の開業後に年間来場者数は約340万人を記録、開業後10年間の経済効果は8400億円と試算され、大きな経済的な成果を得ることに成功した点が高く評価された。

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    グランプリを受賞したファイターズ スポーツ&エンターテイメントの小林兼氏(右)
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    受賞式で紹介された「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」の動画(画像をクリックすると動画が流れます)

    受賞を受け、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの小林氏は、プロ野球球団ファイターズの誕生から50周年という節目の年に受賞したこと、地域・ファン・電通など異業種のさまざまなパートナーとともに「共同創造空間」をつくりあげていくことができたことの喜びを語るとともに、「北海道ボールパークの隣接地にJRの新駅開業の計画もございます。今後も、『進化を止めない』ように、お客さまに楽しんでいただける施設の開発を進めていきます。日本全国の地域にあるアリーナにとって、われわれの活動が励みになればと思います」と今後の意気込みを語った。

    受賞一覧
    【日本マーケティング大賞】

    「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」/ファイターズ スポーツ&エンターテイメント

    【奨励賞】
    ●守るのは、頭と地球。HOTAMET/甲子化学工業・猿払村・TBWA HAKUHODO
    ●冷凍餃子フライパンチャレンジ/味の素冷凍食品・本田事務所
    ●コンビニジム「chocoZAP」/RIZAP 
    ●共創する自動車保険「&e(アンディー)」/イーデザイン損害保険
    ●子育て応援プロジェクト/生活協同組合コープさっぽろ

    【地域賞】
    ●閉鎖水槽を“ショーウィンドウ”としてメディアに 「サンゴショーウィンドウ」/海遊館(関西地区)
    ●福岡市屋台基本条例制定10周年&長浜屋台街復活!プロモーション/LINEヤフーコミュニケーションズ・九州博報堂(九州地区)
    ●北海道発、おいしいお菓子づくりと環境再生型農業で北海道の未来を創造/北海道コンフェクトグループ(北海道地区)

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    各賞を受賞したプロジェクトの代表者が一堂に会した
    「第16回日本マーケティング大賞」の詳細はこちら