色部:デザインスタジオnendoの佐藤オオキさんの作品集『nendo:in the box』は、驚くべき精度で作られたインテリアの模型を撮影して本にしたものです。模型というコンテンツに合わせて、本のサイズそのものを小さくしました。nendoでは色をマテリアルとしてインテリアを作ります。そこで、この本もプロジェクトに使われるキーカラーを使い3色展開にしています。本がスタジオに陳列された時にインテリアになるイメージで作りました。
1974年千葉県生まれ。東京藝術大大学院美術研究科修士課程修了。日本デザインセンター色部デザイン研究室主宰。主な仕事に川村記念美術館のVIとサイン計画、銀座地区公共サイン実証実験、「TAKEO PAPER SHOW 2011─本」のアートディレクション、リキテックスアートプライズのグラフィックツールなどがある。CI/VI、グラフィックツール、ブック、エディトリアル、パッケージ、ブランディング、サイン計画などグラフィックをベースに幅広くデザインを展開している。SDA最優秀賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、東京ADC賞、ONE SHOW DESIGN金賞など国内外のデザイン賞を受賞。2011年から東京藝術大非常勤講師。2014年度グッドデザイン賞や年鑑「GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2015」などで審査員を務める。
八木 義博
株式会社電通
1977年京都生まれ。ノンバーバルなビジュアルコミュニケーションで、企業・商品ブランディングや広告キャンペーンなど、幅広いクリエイティブを展開。
主な仕事に、JR 東日本「行くぜ、東北。」、HONDA「Human! FIT」、江崎グリコ「Pocky THE GIFT」、メニコン「Magic-1 day Menicon Flat Pack」など。
受賞に、Cannes Design Lionsグランプリ、One Show Best in Design、D&AD Yellow Pencil×6、東京ADC賞、JAGDA新人賞、ACCグランプリ、佐治敬三賞など受賞多数。東京アートディレクターズクラブ会員 京都芸術大学 客員教授