人もペットもうれしい社会を。No.29
ペットあるあるマンガ⑥100のあだ名を持つ男(犬)
2015/10/07
こんなこと、ありませんか?
最近は犬も室内飼いが増えてきていますよね。
昔のように、庭で飼っている犬が近所の子どもと知らないうちに仲良くなっている…なんて機会はあまりないかもしれません。
しかし、まだ「知らないうちに…」という現象はたくさん起きているのではないでしょうか。
ペットを連れて歩いていると1人で歩いている時よりも、はるかにたくさんの人たちと言葉を交わす機会がありますよね。
マンガにもあるように、ペットにいつの間にか知らない名前が付いていて…なんて体験は、ペットを飼っている皆さんなら、お持ちかもしれません。
ペットはその地域のコミュニケーションを活性化させる、ともよく言われています。
そして「ペットを飼育することは、地域における他者との関係形成をサポートするのか?」という趣旨の調査をウエスタン・オーストラリア大学とハーバード大学の研究者らが行いました。
結果は、ペットを飼っている人の59%が、ペットを通じて誰かと知り合いになっていることが分かりました。調査にはオーストラリアのパース、アメリカのサンディエゴ、ポートランド、ナッシュビルに暮らす2692人が参加。犬以外にも、猫や魚、鳥を飼育している人たちも参加して行われたものでしたが、犬を飼っている人には、それ以外の動物を飼っている人の5倍の出会いがあったという結果になったそうです。
ペットを飼うことは、社会を、コミュニティーを広げることである。というのは、恐らく一度でもペットを飼ったことがある人は実感していると思います。
ですが、飼うための環境の整理や、ペットオーナーの考え方など、まだまだ整備すべきこと、大事にすべきことがたくさんありますね。
(コラム:奈木れい マンガ:須藤絵理香)