18歳のリアルNo.1
電通総研 18歳プロジェクト「Project18」はじめます。
2016/02/17
今日から、18歳の「今」と「未来」のリアルに迫る、新連載「18歳のリアル」がスタートです。
第1回は、新しく立ち上げるプロジェクトへの思いと活動内容について、電通総研の古平陽子と電通若者研究部(電通ワカモン)の奈木れいからお話しします。
18歳が選ぶ未来のために、今オトナがすべきことは何か
2016年6月以降、選挙権が18歳以上に引き下げとなります。選挙についての授業や模擬投票の場づくりが行われるなど、18歳の周辺では今までになかった動きも起き始めています。
もともと18歳は、高校生から大学生へ、はたまた就職して社会人へというように、人生の中で重要なターニングポイントであり、「自分自身の未来」に向けて、たくさんの希望・悩み・不安を抱えながら、「選択・決断」をしています。その彼らが自分自身のことに加えて、「日本の未来や社会」についても「選択・決断」することになります。
しかし、18歳と話していると、自分自身のことを考えるだけでも精いっぱいの中、日本のこと・社会のことまで考えなくてはいけないって、どうしたらいいの?と、とても戸惑っているように感じています。
選挙権年齢の引き下げという変化が起きる今だからこそ、18歳が何を感じ、オトナや社会に何を伝えたいと思うのか、彼らが彼らだけでは表現しきれないかもしれない「思い」に私たちは寄り添いたいと思います。
そして、オトナの論理や今までの通例に捉われない、「18歳」起点で起きる変化や新しい芽を、社会のため、日本の未来のためにつなげていきたいと思います。
このような思いから、「Project18」ー電通総研 18歳プロジェクトーを立ち上げます。
2016年夏、18歳に選挙権が与えられる。
進学や就職に加えて、もう一つ選ぶ未来。
人生初のターニングポイントで、18歳は何を基準に未来を選ぶのか。
そして18歳が選ぶ未来のために、今オトナがすべきことは何か。
18歳の声から新時代の価値観をひもとく、電通総研と電通若者研究部の特別企画、それが特命リサーチ「Project18」。
18歳のまわりで起きている事象だけを追いかけていても、18歳の本質は見えてこない。このProject18では、新しいリサーチ手法にチャレンジしながら、「新時代の価値観」をひもといていきます。
(電通総研 古平)
なぜ“18歳”に注目するのか。そこには理由がある
Project18は、電通総研と電通ワカモンが共同で進める“特別プロジェクト”になっています。
電通ワカモンでは、これまでも10~20代を中心に若者のインサイト研究を行ってきました。
ではなぜ、あらためて“18歳”に注目するのか。そこには理由があります。
先ほど古平がお伝えしたように、18歳は自らの将来を決める一つの大きなタイミングです。彼らがどのように「自らの未来を選択していくのか」という部分に着目することで、今までの若者のインサイト研究では見えてこなかった思いや価値観を浮き彫りにすることができきます。
そして、それを企業と18歳の今までにない接点づくりやビジネス開発につなげていきたいと思っています。電通ワカモンで培ってきた知見を生かしながら、彼らの世界や変化から「未来を見る」。そんな新しい挑戦を、さまざまな有識者・団体・企業と連携しながら進めていきます。
「電通総研」と「電通若者研究部(電通ワカモン)」による「特別プロジェクト」。ご期待ください。
(電通若者研究部 奈木)
【主な活動内容】
●18歳の未来の選び方や価値観の研究・リサーチ
●18歳の社会的課題の解決
●18歳と社会や企業の接点づくり・ビジネス開発 など
「Project18」に関するお問い合わ先
d-ii@dentsu.co.jp