ジャパンパラ陸上競技大会
リオを目指し、熱い戦い繰り広げる
2016/06/07
日本障がい者スポーツ協会は6月4、5の両日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで「東日本大震災復興支援 IPC Athletics公認2016ジャパンパラ陸上競技大会」(協賛=日本航空、全国共済農業協同組合連合会、TANAKAホールディングス、東京ガス、中外製薬、三菱商事、あいおいニッセイ同和損害保険、三菱電機、サントリーホールディングス、大同生命保険、凸版印刷、モリサワ、トヨタ自動車、ゴールドウイン、東日本旅客鉄道、東京建物、大京、エイベックス・グループ・ホールディング、清水建設、味の素、野村ホールディングス、大和証券グループ本社、東京ガス協力企業会、全日本空輸、東京海上日動火災保険、日本郵船)を開催した。
ジャパンパラ競技大会は、日本障がい者スポーツ協会パラリンピック委員会が選手の強化を目的に各競技団体と共催しているもので、IPC(国際パラリンピック委員会)公認のもと行われている。陸上競技の他、水泳、ゴールボール、ウィルチェアーラグビー、冬季のアルペンスキー、クロスカントリーの大会が開催される。
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同大会は9月のリオパラリンピックの代表選考に関わる大会で、世界記録保持者やトップクラスの選手を含む約290人が全国から集まり、トラック、跳躍、投てき競技で熱い戦いを繰り広げた。参加選手の障がいにはさまざまな種類・程度があるため、公平な競技をするために選手をクラス分けし、同じクラスの選手同士で順位を競う。
男子400メートル(脳性まひ以外の車いす T52)は、佐藤友祈選手が今季世界2位に相当する好記録で優勝。山本篤選手は、男子100メートル(下肢切断 T42)と走り幅跳び(同)で優勝した。
注目の辻沙絵選手は、女子100、400メートル(上肢切断 T47)で優勝。大西瞳選手は女子100メートル(下肢切断 T42)をアジア新記録で優勝し、走り幅跳び(同)も制した。
2015年の世界選手権で銅メダルを獲得した高桑早生選手は、女子走り幅跳び(下肢切断 T44)で優勝した。
リオパラリンピックの代表内定選手は、6月下旬に日本パラリンピック委員会から発表される予定だ。