京井:昨年のテーマは、「WELCOME TO THE DIGITAL WORLD」。ファッション業界がデジタライゼーションによって直面している課題を取り上げ、The Business of Fashion誌の編集長イムラン・アーメド氏や、オールセインツのCEOウィリアム・キム氏、Origami創設者の康井義貴氏やLINEの田端信太郎氏ら国内外の著名人が一堂に会し議論を展開するというものでした。
京井:そうですね、昨年の議論をさらに深めるべく「THE NEW RULES OF LUXULY」となりました。ファッションブランドが提供してきた価値観に「ラグジュアリー」というものがあります。しかし、テクノロジーの進化が人々の生活環境と根本的な価値観を変えつつある現在、ラグジュアリーという価値も定義を変えていかなければなりません。
ファッション通販Farfetchの創立者ジョゼ・ネヴェス氏、Manufacture New Yorkのテクノロジー&リサーチ責任者アマンダ・パークス氏、Christopher Raeburnの創設者でデザイナーのクリストファー・レイバーン氏、リーバイスの商品計画担当ヴァイスプレジデントのタフィ・クリーゲル氏、日本からはシモーネ代表のムラカミカイエ氏、『WIRED』日本版編集長の若林恵氏ら、バラエティーに富んだスピーカーが、総勢30人近く集います。今年の新しいMC役であるハートキャッチ代表の西村真里子さんが彼らの魅力を引き出していきます。
デザインとファッションを学び電通入社。入社後に、Both Art and Programming Academy「アートとプログラミングでの体験」、電通香港、Royal College of Art_ Retail Futures「サステナブルなマテリアルから環境まで広義での空間体験」での学びを経る。企業のテクノロジーショーケース、リアルとデジタルを融合した店舗、ラグジュアリーブランド等、デザインを軸に統合体験のアートディレクションを手掛ける。国内外アワード受賞や展示等。