人工知能はクラウドへ

2016年 世界を面白くするイノベーション №8

  • Vizeum Innovation Team

2016/02/29

人工知能はクラウドへ

引き続き、Vizeumイノベーションチームが注目する、世界のビジネスやコミュニケーションシーンを動かす10のイノベーションをご紹介します。

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人工知能(AI)は飛躍的な進化を遂げ、自己学習機能を持って従来人間にしかできないと思われていた領域を侵食しつつある。今やAIは、個人の顔を特定し、会話の文脈を理解し、情報に基づき判断を下す…それも瞬時に。

AI自体は目新しいものではないが、ここ数年クラウド化が進んだことで、デバイスに負担をかけることなく巨大な処理能力を有するようになった。IBM、フェイスブック、グーグル、マイクロソフト、さらにはAirbnbなどのAIシステムは、私たちが気付かないうちに日々の生活に入り込んでいる。

この新しい世界では、AIは膨大な量のデータ検索を処理し、論理的なフローチャートを自動的に生成する。株式市場のリポート作成からリテールの効率化まで、人はいまだかつてないレベルで機械と協働している。

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IBMの人工知能ワトソンを搭載した初めての玩具、CogniToys。恐竜のキャラクターは、個々の子どもの言語能力や興味などその成長に合わせて、会話の内容を変える
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靴のオンラインショップShoes.comでは、AIを応用した「ビジュアルフィルター」を導入。ユーザーがどのような商品をどれくらいの時間閲覧したかに合わせて、商品をお薦めする
2016年はどうなる?

クラウドベースのAIのオープンアクセス化によって、大企業から中小企業に至るまで、大量の製品にAIが組み込まれていく。リスナーが聴きたい音楽を学習して作動する音楽スピーカー、coneやPrizmのような商品がこれからも出現する一方、グーグル傘下のスマートホーム・プラットフォームWorks with Nestのような包括的なビジネスモデルが、IoTによるスマートホームのハブとなることが予測される。全てのモノがネットに接続され統合されていく生活環境で、微妙な調整に至るまでAIに判断を委ねる場面がますます増えるだろう。