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「自分の個性に、勲章を。」~Me MEDAL factory~ 東京レインボープライド2017

LGBT JAPAN 2020〜レインボーカンパニーへの道〜 №5

  • 阿佐見 綾香

2017/06/14

「自分の個性に、勲章を。」~Me MEDAL factory~
東京レインボープライド2017

日本最大級のLGBTの祭典「東京レインボープライド2017」(主催:NPO法人東京レインボープライド)が4月29日~5月7日、都内を中心に全国各地で開催されました。「東京レインボープライド」(TRP)は、 性的指向や性自認(SOGI=Sexual Orientation, Gender Identity)にかかわらず、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、各個人が幸せを追求していくことができる社会の実現を目指すイベントです。

今年も盛大な盛り上がりを見せた会場には、電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)もブースを出展。昨年に引き続きDDLメンバーの阿佐見綾香がイベントレポートをお送りします。

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「プライドパレード」とはLGBTの文化をたたえ、社会運動の場として世界中で行われているイベントですが、日本では東京レインボープライドが代表的で最大規模。来場者数は右肩上がりで増え続けています。

東京レインボープライドへ協賛したり、参加する企業が、数年前には考えられなかったほど増加しています。外資系企業を中心とした、LGBT関連の施策が充実しているイメージのある企業だけではなく、ナショナル企業の新規出展も毎年相次いでいます。

主催者の発表によると、代々木公園イベント広場で開催された今年のメインイベントには2日間で延べ10万人が来場。125の企業が参加し、5000人がパレードに参加するなど、いずれも過去最高を記録しました。

パレード後には、野外ステージにて中島美嘉さんのスペシャルライブも開催されました。

2016年のDDLブースのテーマは「アライになろう」でした。

「アライ」とは、LGBTを含むセクシュアルマイノリティーを理解しようとする姿勢を持ち、自分にできることを考えて行動する、LGBT支援者のこと(語源は英語の「Ally」<同盟、盟友>)。

LGBTの味方「アライ」であることを表明する個人や企業を増やすことで、LGBTの人たちが暮らしやすい社会をつくることを提案しました。

 

 

 

今年のテーマは、性的指向や自認を超えた「個性」への着目

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3年目となるDDLブースはMe MEDAL factoryを出展! テーマは「自分が、自分のアライになる」です。

多様性は美しい。違いは力になる。そして、自分の多様性を力に変えて次の未来を切り開くのは自分自身。だからもう一度自分自身の個性を自分で見つめてみよう。そして自分が自分のアライになることができれば、きっと違いは力に変えられる。そんなメッセージが込められています。

 

「自分の個性を、勲章に。」

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自分の個性をバッジで表現する“Me MEDAL(ミー・メダル)”は、以下の三つの質問に答えながら、三つの絵の具を選んでつくります。
(1)未来のあなたは、どんな自分になりたい?それを色で表すと何色?
(2)あなたは、周りの人からどんな色が似合うと思われている?
(3)あなたが生まれた季節はいつ?どんな色がぴったり?

そして、選んだ3色を、「デカルコマニー」という手法でミックスさせていきます。

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デカルコマニーの方法は簡単。    
まず、メダルシートの上に、思いのままに、三つの絵の具を乗せ、シートを点線に沿って折ります。
そして、ハサミで半円に切って、開くと世界で一つだけの柄が完成。乾かしたものをメダルに仕上げていきます。

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たくさんのカラフルなメダルが出来上がりました。

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制作途中は「やばい、だめだ〜」とか「全然かわいくない〜」と言っていた人たちも、出来上がったバッジを見る瞬間は必ず「お~!」「かわいい〜!」と喜んでくださいました。

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三つの質問は、自分が決める自分、人が決める自分、運命で決まる自分、の三つをイメージしてつくりました。
生まれた季節が同じ冬でも、青を思い浮かべる人もいれば、雪の白や暖炉のオレンジをイメージする人もいます。その日の気分によっても、変わるかもしれません。
自分をつくる個性は無数にあり、自分を決定する個性として優先順位が高いものは人それぞれです。セクシュアリティーが1番の人がいれば、10番目の人もいるし、それでいいと私たちは考えます。このバッジのように、みんなが自分の個性に愛着を持ってくれればという思いを込めて企画しました。

「向き合うべきテーマはLGBTだけではない」という声を耳にすることがありますが、ここ数年で変化してきました。3~4年前は、LGBTへの認知が高くなく「自分の周りにはいない」という誤解もありました。最近では「LGBTへきちんと向き合う必要性は前提とした上で、さらにあらゆる多様性を受け入れられる体制や、マナーやスキルが重要」という声が上がり始めています。

一つ一つの違いを全て把握しようとすることは不可能で、意味がありません。必要なのは、自分と違う相手とコミュニケーションをとる力。その力をDDLでは「ダイバーサビリティー(Diversability)」と名付けています(Diverse+abilityの造語)。
自分自身を受け入れることから、他人の個性も受け入れる力を高めることもダイバーサビリティーを高めるアクションの一つ。電通ダイバーシティ・ラボはこれからも電通らしいソリューションを通して、多様性あふれる豊かな未来の実現を目指します。

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●電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)

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人権や国籍、年齢、性別やジェンダー、障害の有無、言語や文化の違いなど、「人と人との『ちがい』を大切にする多様性あふれる社会が『豊かな未来』につながる」という考え方に基づいて、電通と電通グループの様々な領域のスペシャリストから結成されたソリューション・ラボです。

多様性あふれる豊かな未来の実現に向け、主に「障害」「ジェンダー」「多文化共生」「ジェネレーション」の4つのテーマを設定して、企業や団体にダイバーシティに関するナレッジや具体的なソリューションを提供しています。
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URL: http://www.dentsu.co.jp/ddl/
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cococolorロゴマークcococolorは、人々の違いを、豊かな「個性」として尊重することが、みんなが楽しく暮らせるダイバーシティ社会を形成するヒントになるという信念のもと、電通ダイバーシティ・ラボが運営しているウェブマガジンです。

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