Dentsu Lab Tokyo × Dentsu Craft Tokyo テクノロジーとアイデアのおいしい関係No.7
【マンガ】ものはためしでクリエイティブ
2020/02/03
はじめまして。Dentsu Lab Tokyo のADの岡村です。
普段はデジタル周りの表現物や、データビジュアライズを中心に、映像やポスターなどもいろいろと欲深く制作しています。
今回は、Dentsu Lab Tokyoが手掛けた「℃uration」の事例を、マンガでご紹介したいと思います。
ものはためしで
「こんなのできたらすてきだけど、できるのか?」と思った時に、各分野のスペシャリストにすぐ聞けたり、それぞれ担当を決めてサーベイする会があったり。
そうやって議論したり会話したりする中で、Dentsu Lab TokyoのR&Dプロジェクト「℃uration」は始まりました。
この、「ものはためしで」のマインド、個人制作のものであれば休日にやってみたり、いろいろ冒険ができるのですが、ADの私からすると、テクノロジーが絡んだとたんに自分一人の手には負えなくなり、尻込みしがちに…。
今回は機会にも恵まれ、みなさんの「ものはためしで」のマインドに後押しされてスタートを切ることができました。
理想とゲンジツ
人生の大きな節目の記念写真や、思い出のあの日の写真。
“写真をセットすると、展示室と写真に映るその瞬間のその場所とが、同じ気温・湿度の空気で繋がる”
というのが、「℃uration」の一番最初のアイデアでした。
が、それを実現しようとした時に、不可避なのが「空気」の制御。
「空気」という物理的な物体の制御は、私が想像していた以上に大変で、設置場所やシステムの制御といった数多の課題の解決とお金が必要なのでした…。
ものをためせば
「ものはためしで」で始まったこの「℃uration」でしたが、
紆余曲折ありながらもなんとか完成、展示するに至り、本当にたくさんのありがたい機会に恵まれました。
できるかどうかも分からず、特に何の課題を解決をするわけでもない。
シンプルな「やってみたい」だけが動機の制作でしたが、だからこそ挑戦できる分野がたくさんあるのかも、と思います。
「広告」や「表現」を素地とした私たちだからこそ開拓していける新しい技術や体験を、今日もぼーっと夢想しながら、「ものをためせる」機会をうかがう日々です。