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電通報ビジネスにもっとアイデアを。

事業にコミットするビジネスプロデューサーNo.8

工程全てにオーナーシップを持って
“全方位” のプロデュースを目指す

2020/06/10

あらゆる業界が大きく変化している時代。何が起こるか、先が見えない時代。
広告業界でも、新しい職種がいろいろ生まれています。

今回はその中から、電通のグループ内でも注目の職種「ビジネスプロデューサー」をご紹介。
顧客企業のビジネスをいかに豊かなものにしていくか。それぞれのやり方で、あの手この手で取り組んでいます。
どんな仕事をしているのか、この先どんな世界を目指していくのか、聞いてみました。

連載第8回は、清水仁志さんを紹介します。


クライアント担当者の喜ぶ姿がチームのやりがいに

今は電通デジタルに出向していて、プランニングディレクターとしてデジタル起点のビジネスプロデュースをしています。デジタル領域で幅広く事業展開している会社なので、多様なバックボーンのメンバーに囲まれながら、新しいことを吸収し続けている毎日です。

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昨年は、ある外資系IT企業のプロデュースに注力していました。競合プレゼンに勝ってパートナーになり、その後実際に成果を上げられたことが心に残っています。

この案件は、あるアプリのダウンロード増加を目標としたものだったのですが、成熟市場かつ後発アプリという状況から、目標はチャレンジングなものでした。その中でわれわれのチームは、電通の独自データを活用してターゲットを導き、インフルエンサーを活用したオンオフ統合型のコミュニケーションプランを設計。複数のメディアと独自の企画開発を行うなどしてリーチも工夫した結果、目標を大幅に上回るダウンロード数を達成し、ベンチマークの競合アプリを追い抜くことができました。

数字と共にうれしかったのは、このプロモーションが、クライアントのグローバルグループ全体で社内表彰を受けたこと。クライアント担当者が喜んでいらっしゃって、その姿がチーム一同、とてもうれしかったですね。

オーナーシップを持ち、パートナー全員のグロースを目指す

日頃心掛けているのは、「全部自分でやる」くらいのオーナーシップを持ってプロジェクトに臨むことです。「クライアント意向を聞く」「メンバーのアイデアを聞く」だけではなく、メディア、クリエイティブ、データ活用など、全ての工程においてまず自分で仮説を持つ。そして、それをメンバーにシェアしてチームをリードする。

もちろん、最後は各領域のプロフェッショナルに頼りまくるのですが、最初から意志や意図なく相談しても、プロフェッショナルのプロフェッショナルたる力を引き出せないと思っています。ですので、疎まれることを恐れずに積極的に意見をぶつけることをこれからも大切にしていきたいです。

今後追求していきたいのは、クライアントへのコミットを通して、メディア、コンテンツなどパートナー全員のビジネスをグロースさせていく「全方位のプロデュース」です。これが、昨今の情勢下でわれわれが生み出せる価値だと信じていますし、「若さで動き回る」という自身の強みを生かせる方向性とも考えています。

オーナーシップを持って全方位をプロデュースする、それを目指してこれからも精進していきます。