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社歌で経営課題を解決!「社歌コンテスト」No.12

創業30周年、JOYSOUNDが本気で創った社歌!? 水谷社長に聞く、新たなサービスを生み出し続ける企業文化とは?

2023/01/27

ジョイサウンド

決勝戦が2月3日(金)に迫った「NIKKEI全国社歌コンテスト2023」(通称:社歌コン)。

今年も多くの笑いと感動が生まれる “企業エンターテインメント”として期待が高まっています。この日経社歌コンテストを第1回から支え続けているのがJOYSOUND(エクシング)。今回はJOYSOUND30周年を記念して創られた楽曲「JOYSOUND レッツゴー!」に込められた思いや、企業としての挑戦の歴史、社歌コンを支援する理由などに迫ります。2016年に社歌コンテストを立ち上げた電通のプランナー森本紘平が、エクシング代表取締役社長水谷靖氏にお話を伺いました。

【社歌コンテスト】
JOYSOUNDが特別協力する、企業の社内外コミュニケーション活性化を企図した社歌動画日本一決定戦。ウェブの一般投票や審査員審査を経て、決勝進出12社を決定。決勝はリアルイベントのプレゼンテーションと動画上映で順位を決める。2016年にスタート。19年から日本経済新聞社主催のNIKKEI全国社歌コンテストとなる。
 
社歌
社歌コンテスト2023決勝進出12団体(左)と2022決勝戦の様子

社歌に込めたのは、挑戦をやめない企業文化

森本:この度は創業30周年おめでとうございます。

水谷:ありがとうございます。

森本:30周年記念楽曲「JOYSOUND レッツゴー!」のミュージックビデオを拝見しました。こちらはどういうきっかけで制作されたのでしょうか?

水谷:30周年を記念してさまざまな取り組みを検討していた中で、社員に愛される応援ソングを作ろうという案もあり、社歌コンに協賛していながら社歌がないことも気になっていたので、やってみようということになりました。作詞・作曲・編曲をはじめ、ボーカリストから動画出演者まで、すべて社内公募で行うことで、その想いを結集して作り上げたのがこの楽曲です。明るく疾走感あふれる音楽に乗せて、バンドやカラオケのシーンでは音楽の楽しさを、一直線に突き進む姿からは、当社が創業当時から掲げる「挑戦」を体現するとともに、まだ見ぬ未来に向けた希望や、向上⼼も表現しています。

森本:拝聴しての第一印象は、「頭に残る」ということでした。私はこれまで千曲近くの社歌に触れてきましたが、まず「頭に残る=印象に残る」ということが社歌としては1番大切なことだと感じています。印象に残れば、そこに込められたメッセージが社内外へ浸透しやすくなると思います。

水谷:その点は私も同感です。思わず口ずさんでしまうサビのフレーズは気に入っています。

森本:これまで水谷社長は社歌コンの審査員として、各社の社歌を審査する側でしたが、実際に社内で楽曲制作に着手してみて、感じたことや見えたことはありますか?

水谷:30年を振り返ると、本当にさまざまなサービスを生み出してきた歴史があるので、それを1曲にまとめるのは意外と大変でした。しかし、逆に1曲に集約しなければならないからこそ、本当に大切な部分や本質を見直す良い機会となりました。

エクシング
エクシング 代表取締役社長 水谷靖氏

森本:1番大切な部分はどこだったのですか?

水谷:「挑戦を続ける」という企業文化ですね。

森本:確かに、JOYSOUNDの皆さんとご一緒させていただく中で、「挑戦」というキーワードの印象は私も強いです。1992年に業界初の通信カラオケを発表して以来、革新的な新サービスを生み出し続けていますが、その秘訣はどこにあるのでしょうか?

水谷:結果以上に、まだ見ぬ未来に向けて絶え間なく挑み続けているか?ここを重視している点だと思います。私自身も若い頃、先輩に「どれだけ打席に立つかが大事だぞ。1打席も立たなかったらヒットは生まれないぞ」と教わってきました。このチャレンジ精神が代々受け継がれているからこそ、どの部署のどんな立場の社員であろうと、勇気を持ってトライできるのだと思います。

エクシング

森本:当然うまくいかないことも成功以上にあるのではないかと推測しますが、失敗した場合にはどのような言葉をかけるのですか?

水谷:なぜうまくいかなかったのか検証し、反省することは大いに必要ですが、後悔することはないと伝えています。チャレンジしてもらった以上、GOを出した私に責任があるのですから。そして、失敗を失敗で終わらせないこと。そこには必ず成功のヒントが隠れているということを常に意識して言葉にするようにしています。社員間でもそういった文化が定着している気がします。

森本:社員の皆さんのポジティブな雰囲気はそういった日々の言葉の選び方にも秘密がありそうですね。

水谷:昨年、カラオケルームでミシンの貸し出しを始めて話題になりましたが、これまでにないものを創造し、世の中をあっと驚かせるようなアイデアとチャレンジ精神が、新しい価値を生み出すと考えています。

森本:ミシンの取り組みはとても驚きました。秀逸な事業の背景にはこのような精神があったのですね。 

エクシング

森本:社歌制作プロジェクトに関わった社員の方からはどんな声がありましたか?

水谷:「支えてくださっているお客さまや取引先企業さまへの感謝の気持ちがますます強くなった」「JOYSOUNDが大切にしてきた挑戦の重要性を再認識した」などポジティブな声が届いています。また、今回は若手社員が主体となってプロジェクトを進めてくれたのですが、楽曲制作を通じて当社のサービス開発の歴史に触れ、改めて「挑戦し続けている会社なんだ」と認識してもらえたようで、その点も非常に良かったです。

森本:暗黙知を形式知に変えていくように、1つのミュージックビデオで企業文化を可視化していくことは、メリットが多そうですね。これは、インナー施策のみならず、IR、採用、BtoB販路開拓、BtoC生活者訴求等あらゆる面で効果がありそうです。実際、今回の社歌コンテスト応募企業アンケートでも、社歌制作・コンテスト参加のポジティブ回答率が約90%となっていました。

世界初!?「笑顔になる新聞広告」に込めた思い

森本:1月19日(のど自慢の日)に、電通チームもご一緒させていただいた「水谷社長が笑顔になる新聞広告」が日本経済新聞に掲載されました。広告に掲載された水谷社長のイラストを山折り・谷折りにすると、表情が笑顔になるというなんともアナログな企画でしたが、ここにはどのような思いを込められたのでしょう?

エクシング
折ると水谷社長が笑顔になる新聞広告 1月19日付 日本経済新聞朝刊

水谷:これは、広告を担当する部門から提案があった際に、私以外の役員が全員賛同したため困惑しました(笑)。ただ、世の中を楽しませる会社の代表として、私がモデルになることでその企業姿勢が体現できるのであれば、ぜひやらせていただこうと思いました。役員以下、現場も推している案を私がつぶすわけにもいきませんし……(笑)。最終的には、「社長が体を張って世の中にメッセージを届けていることが、社員にとっても心強い後押しになる」という意見が決め手になりました。

森本:JOYSOUNDさんはいつも攻めた提案に面白がって乗ってくださるのでこちらもワクワクして仕事させていただいています。広告掲載後の反応はどうでしたか?

水谷:BtoBの取引先企業の方からたくさんの反響をいただきました。弊社が大切にするメッセージを体現できたと思いますし、「未知」に「挑戦」して良かったと思います。笑

森本:この企画は、弊社でも挑戦好きのクリエイターとして実績十分な鎌田明里と山口さくらが担当してくれました。今後も広告企画にとどまらず、さまざまな事業クリエイティブで一緒に挑戦させていただけるとうれしいです。

水谷:ぜひお願いします。いつも電通さんには熱い思いと攻めた提案に刺激をいただいています。

水谷社長

社歌コン2023、いよいよ決勝戦開催!

森本:2月3日に立川ステージガーデンで、社歌コン2023の決勝戦が開催されます。今回はどのような点に注目をされていますか?

水谷:年々応募企業の多様化とジャンルの広がりがあり、純粋に楽しみな気持ちが強いです。昨年は学校である昭和女子大学さんが優勝されたり、自治体である入間市さんが3位に入賞するなど、企業にとどまらない広がりが出てきていますよね。

森本:そうですね。今回も、海外企業・自治体・商店街・製造業の企業連合・青年会議所等、いろいろな応募主体の方々がエントリーされています。この点については、日経さんともよく議論をするのですが、社歌だからといって、企業単体に絞る必要はなく、「音楽のチカラで経済活動や日常生活を前向きに進めていこうとされている方」であればどなたでもウェルカムという姿勢です。

水谷:まさにJOYSOUNDの理念と一致していると思います。私たちJOYSOUNDも社歌のカラオケ配信をはじめ、できる限り、応募企業の皆さまの活動を盛り上げていきたいと思います。

森本:実際に楽曲を制作された後だからこそ、またこれまでよりも深い部分が見えるのかもしれませんね。

水谷:そうですね、やはり歌を通して会社の雰囲気や社風、歴史が見えてくるところに心が動かされますし、作り手の想いとストーリーがあっての社歌動画なので、その背景を感じながら審査にあたりたいと思います。

森本:最後に決勝戦を控えたファイナリスト12社にメッセージをいただけますか?

水谷:社歌コンの決勝は、規模・業種を超えて思いがぶつかり合う、ビジネスパーソンの青春の舞台だと思います。ぜひ、順位に関係なく、自分たちの思いを全国・世界へ向けて発信していただければと思います。もちろん皆さんの社歌動画は拝聴していますが、当日のパフォーマンスでも印象は大きく変わります。悔いのないパフォーマンスを披露していただけることを楽しみにしています。

森本:ありがとうございます。下部に「決勝進出12社のダイジェスト映像」と「決勝LIVE配信のリンク」を貼っておきます。それでは、当日、よろしくお願いします!

水谷:ありがとうございました!

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